・世界エイズデー／感染予防対策の徹底を（日本農業新聞）
　１２月１日は「世界エイズ（ＡＩＤＳ）デー」だ。疾病に対する正しい知識と蔓延（まんえん）防止、患者・感染者に対する差別・偏見の解消を図るため、世界保健機関（ＷＨＯ）が１９８８年に定めた。今年のテーマは「Ｌｉｖｉｎｇ　Ｔｏｇｅｔｈｅｒ（共に生きる）　～私に今できること～」。１日を挟む約１週間、街頭での予防キャンペーンやシンポジウムなど数々の催しが開かれる。世界では依然としてエイズウイルス（ＨＩＶ）感染者が増え続けている。世界エイズデーを一つの契機に、ＨＩＶ／ＡＩＤＳの現状と今後の課題をあらためて考えてみたい。
　
　ＷＨＯに代わって９６年から国連のエイズ対策の総合調整を担ってきた国連合同エイズ計画（ＵＮＡＩＤＳ）によると、エイズで亡くなった人は８１年に初めてその存在が明らかになって以来..........